夜泣きの問題は一人で抱え込んでも難しいです。
老犬ホームの預かり理由・相談で多いのが飼い主の入院や入所で、次が
夜鳴き・無駄吠えです。
痴呆や老化が進んだため、夜鳴きや無駄吠えが始まり、近所から苦情が来てしまう・・・から始まり、動物病院で診察を受けると、認知症(痴呆)と診断されたという方が多いですね。
でも・・その夜鳴きをよくよく調べていくと、本当に痴呆なの?言うパターンも多いんです。
なので・・今回は 痴呆の初期症状の見分け方と、痴呆じゃない場合の夜泣き?について書こうと思います。
夜泣きが始まった時の対応はどうすればいいのか・・?
まぁ・・・痴呆と言っても、人間と同じですぐにすべて忘れてしまうわけではなく、少しづつできないことや、わがまま(に見える)が増えていき、と問題行動が増えてしまうのが痴呆の初期症状ですね・・
初期の段階としては、お座りやお手が出来たりできなかったり・・? 耳が遠くなって出来ない場合もあるので判断が難しいところから始まります。
次に、名前を呼んでも反応しない、呼んでも来なくなった・・・
ここらへんで、あれ?うちの子ボケてきた? と気が付く人も出てきます。
その後、家族以外の人を極端に怖がるようになったり、近づくとウゥ~となる場合や、保持されることを嫌がるようになってきます。
同時に、ぐるぐる同じところを動き回ったりが始まります。
もう少し進むと、触られるのを嫌がったり、散歩に行きたがらない(知らない所に行かない)何に対しても反応がなくなったりします。近くに他の犬が来ても興味を示さない(完全無視)って感じになったりします。
このころから、時間に関係なく叫ぶような吠え方が始まります。
では、わがままによる夜泣きはどういったものでしょうか?
上記に書いたような雰囲気がないのに、夜中の特定の時間になると吠えたり、ご飯の前に吠えるようになる、と言った場合は、痴呆ではなくわがまま&昼夜逆転によるもののケースが大きいです。
どういうことかというと、人間と同じで、犬も歳をとると朝早くに目が覚めたりします。
ある日、夜中に目が覚めたら、なかなか寝むれない・・
で、誰かいる?と思って吠えたら、家族みんな起きてきて
『何かあった? どうしたの?』
と構ってくれるわけです。昼間吠えても誰も来ないのに、夜吠えたら家族が来た・・
次の日、昼間、仕事や学校で誰も居ないので寝る時間がたっぷりありますよね。
(夜中だとおやつもらえる・・シメシメ)
で、それから数日して、また夜寝むれないことがあって吠えてみた・・
『すぐに家族がやってきて、何で吠えるの?』 『吠えずに寝て。 おやつあげるから』
という感じで、夜中におやつをもらっちゃったりするわけです・・
こうなると、昼間ぐっすり寝て、夜の2時ごろになると吠えると、おやつがもらえたり、散歩に行けると学習するわけです!!
なので、痴呆の子と違い、ある程度決まった時間に吠えたり、吠える鳴き方も、ワンワンとはっきり吠えるケースが多いです。
認知症の子の場合、悲鳴のような鳴き方になるので、こういったところでも判断が付きやすいです。
では・・・無駄吠えや夜鳴きが始まったときにどうすればいいのか・・・
これはとても難しくて、獣医では『精神安定剤や睡眠導入剤』 の服用を勧められますが、実際すぐ効かなくなります。
効いても2~3日です。
使い続けると、夜泣きは止まらないのに、ずーっとぼ―――っとして、気持ちの悪い吠え方をすることが多いです。(認知症の子と同じような、叫ぶような鳴き方や、力のない鳴き方が続く)
夜鳴きを止める
と言う一点だけに限れば、痴呆の子もわがままの子も、昼間寝せずに、夜寝るように規則正しい生活をする!!
に限りますが、実際はお仕事があったり、外で飼っていたりと昼間にずっとかまってあげれないのが現状なんですよね。。。。
じゃー方法はないのか??
ここが難しいところです・・
一つの解決方法としては、昼夜逆転を解消すると考えれば、昼間寝させないといいわけです。
なので、犬の保育園や、老犬ホームなど、昼間他のわんこ達と過ごして寝れない環境を作ってくれるところに一定期間預けるのは有効だと思います。
昼間、一頭だけで管理されている場合、意味がないので、ペットホテルや動物病院に預けて様子を見ようかと思う場合は、昼間の過ごし方を確認しておいた方がいいと思います。(基本的には、ケージでの個別管理が多い)
では、なぜ昼間寝れない?寝せない?ようにできるのか?という部分ですが
昼間、みんなと一緒に過ごしていれば、吠える子もいれば動き回る子もいて、熟睡できませんよね。
人間でも、知らない人と6人の相部屋で、誰かはテレビを見て、他は雑談しているなかで、ちょっと昼寝は出来ても熟睡は難しいと思います。(私は出来ますが・・・)
それと同じです。
昼間寝ていなければ、認知症の子もわがまま吠えの子も、絶対眠くなります。
こんな生活を、2週間~1ヶ月すれば、たいていの子は昼夜逆転は戻ると思います。
ただし、認知症の子の場合は、夜中に泣き叫ぶのが止まるだけで、かわりに昼間吠える可能性の方が高いので、その対策も必要となります。
抜本的な解決方法がないのがわんこの夜泣きです。
薬だけではまず難しいので、預かってくれるところを上手に使いましょう。
あとは、飼い主が休む機会も必要です。
犬 ペットホテル | 一泊3000円~5000円 |
2週間お試しプラン | 2週間 40000円(一泊あたり2860円) |
1ヶ月お試しプラン | 1ヶ月 70000円(一泊あたり2350円) |
猫 ペットホテル | 一泊2000円~4000円 |
1ヶ月お試しプラン | 1ヶ月 50000円(一泊あたり1670円) |
※別途消費税がかかります。固定プランは健康な子で夜泣きだけの場合。
介護状態の場合はご相談ください。
詳しくは、お問い合わせください。
✉ dogtop@wind.ocn.ne.jp
電話 0868-24-4922